自分で簡単にできるエアコン掃除とは?掃除手順や必要な道具を解説
目次
エアコンに汚れが溜まると、臭いが気になったり、効き目が悪くなったり、電気代が上がったりなど、さまざまなリスクが生じます。
最悪の場合、故障や事故、健康被害などの重大なリスクにつながるケースもあります。そのため、エアコンは頻度を決め、定期的に掃除することが大切です。
しかし、エアコンを掃除したくても自分で掃除するにはどのようにすればいいかわからない場合もあるでしょう。
そこで、この記事では自分で簡単にできるエアコン掃除の方法について、手順や必要な道具、コツなどを紹介します。ぜひ参考にしてください。
自分でエアコン掃除は簡単にできる?
エアコン掃除を自分ですることは可能なのでしょうか。
ここでは、以下の二つの点から掃除可能な範囲をみていきましょう。
- 自分でできる範囲
- 業者に依頼すべき範囲
エアコンを自分で掃除しようと思ったら、まずは「自分で掃除できる範囲」と「業者に任せる範囲」を分けて認識しておくことが大切です。
なぜなら、業者に依頼すべき範囲まで自分で清掃しようとすると、故障や火災などのトラブルの原因となるリスクがあるからです。
自分で掃除する場合は、無理せずできる範囲で行いましょう。
自分でできる範囲
自分で掃除できる範囲は、各メーカーの取扱説明書に記載があるので、取扱説明書をよく読んで掃除するようにしましょう。
自分で水洗いや漬け置き洗いができる部位もありますが、故障の原因となるリスクがあるため、無理に行うことは避けた方が安心です。
年末の大掃除など、特に念入りに掃除をしたい場合は、後述する「エアコンの部位ごとの掃除方法」を参考に各パーツを掃除してみてください。
業者に依頼すべき範囲
取扱説明書にクリーニング方法の記載がない部分や、自分で手が届かない部分に関しては、業者にエアコンクリーニングを依頼しましょう。
自分で無理に掃除しようすると、故障や不具合が生じたりするおそれがあるため、業者に依頼することが大切です。エアコンクリーニングのプロが、業務用の機械を使って自分では落としきれない汚れやカビなども隅々まできれいにしてくれるため、安心して依頼できます。
エアコンを掃除しなかった場合のリスク
エアコンを掃除せずに放置した場合、主に以下のようなリスクが生じます。
- エアコンの風が臭うようになる
- 消費電力が上がり電気代が高くなる
- エアコンの効きが悪くなる
- カビが原因で健康被害を引き起こす
- 水漏れが起きる
- 故障する確率が高まる
以下では、上記6つのリスクについて説明します。
このようなさまざまなリスクの発生を防止するためにも、エアコンは定期的に掃除するようにしましょう。
エアコンの風が臭うようになる
エアコンの掃除を怠ると、内部にホコリやゴミ、汚れが蓄積されます。また、エアコン内部は温度が高く湿気も多いため、カビも繁殖しやすいです。
内部が上記の状態のままエアコンを作動させると、カビや汚れの臭いが送風されることになります。
また、後述するとおり、カビやホコリを含んだ空気が体内に入るとアレルギー症状や喘息などの健康被害を引き起こすおそれもあります。
エアコンの風の臭いがおかしいと感じたら、内部に汚れが溜まっている証拠なので、早めに掃除し清潔に保つよう心がけましょう。
消費電力が上がり電気代が高くなる
エアコン内部のホコリや汚れを放置するとフィルターが目詰まりし、エアコンの効きが悪くなって余計な電力の消費につながります。
また、消費される電力が増えるほど電気代も高くなります。フィルターを掃除しなかった場合、冷房時の消費電力は25%も高くなるという試算もあるほどです。
一方、電気代を1kWあたり31円/kWhで計算すると、掃除をこまめにして清潔に保てば、年間8000~9000円の電気代を節約できる計算になります。
余計な電力や電気代を消費したくなければ、フィルターはこまめに掃除しましょう。
さらに、室外機フィンが汚れたまま運転し続けると、空調機の運転効率が低下し、電力消費量が増加します。 室外機フィンを洗浄した直後では、消費電力量が15%も削減したとの報告もあるため、室外機フィンの掃除も欠かせません。
空調室内機フィルタや室外機フィンの定期的清掃による省エネについて
エアコンの効きが悪くなる
上記でも説明したとおり、エアコン内部にホコリや汚れが溜まるとフィルターが目詰まりし、送風が上手くできなくなるためエアコンの効きが悪くなります。
エアコンの効きが悪くなると、さらに温度を上げたり下げたりすることになり、余計に消費電力が上がります。
本来であればもっと低い消費電力かつ電気代で快適な温度になるのに、内部に汚れが蓄積されているせいで無駄な電力と電気代を消費することになってしまうのです。
エアコンの効きが悪いと感じたら、故障を疑う前にまずはフィルターの掃除をしてみましょう。
カビが原因で健康被害を引き起こす
エアコン内部は湿度も温度も高いため、ホコリや汚れが溜まったままで放置するとカビが繁殖しやすくなります。
カビが繁殖したままエアコンを使い続けると、送風にカビが混ざって体内に入り込み、咳やアレルギー症状などの健康被害を引き起こす原因となります。
また、カビを吸い続けると喘息や肺炎など重い症状を引き起こすリスクも高まります。
こうした健康被害が発生してからでは遅いので、エアコン内部にカビを生じさせないようこまめに掃除することが大切です。
エアコンのカビについて、さらに詳しくは以下のページで詳しく解説しております。
『エアコンにカビが生える原因とは?身体への影響や対処法を解説』
水漏れが起きる
冷房の機能は、熱い空気を吸い込み、冷たい空気を排出するしくみです。そして、フィルターは空気を吸い込む際に空気中にあるゴミやホコリを内部に通さない役割を持っています。
そのため、フィルターは日々のエアコンの使用によってどんどん汚れが溜まり、目詰まりが起きやすくなります。
フィルターの目詰まりのせいでエアコンの効きが悪くなったことに気付かず「部屋が涼しくならないから」と設定温度を下げると、結露が発生し水漏れが起きやすくなるのです。
漏れた水がコンセントや他の家電にかかると、ショートや火災などを引き起こす危険性があります。
故障する確率が高まる
エアコン内部のホコリや汚れが蓄積されたまま掃除せずに放置すると、空気の出入りが上手くいかず、エアコンに大きな負荷がかかります。
また、ホコリやゴミ、カビのせいでエアコンの効きが悪くなり、設定温度の上げ下げをすることで、さらにエアコンに負荷がかかってしまいます。
こうした悪循環が続くことにより、エアコンが故障する確率が高まってしまうのです。
また、内部に汚れが溜まったことによる水漏れが原因でエアコンが故障する危険性もあります。
エアコン掃除を自分でする場合の所要時間
エアコンを自分で掃除する際の所要時間の目安は、約40分です。
内訳は以下のとおりです。慣れればもっとスピーディに終わらせることもできます。
- エアコンフィルター掃除:約20分
- 吹き出し口と本体の掃除:約10分
- 内部のホコリ取り除き:約10分
最初に掃除するのは、エアコンのフィルターです。時間がない場合は、フィルター掃除だけでも十分清潔になります。
次に、エアコン内部のホコリや汚れをできる範囲で取り除きましょう。ただし、無理して掃除しようとすると内部のパーツなどを壊したり変形させたりするおそれもあるため注意が必要です。
最後は、本体カバーや吹き出し口の汚れを雑巾や柔らかい布などで拭き取って完了です。
エアコンの部位ごとの掃除方法と必要な道具
以下では、エアコンの部位ごとの掃除方法と必要な道具について説明します。
必ず自分で掃除をする前に、事前にエアコンの取扱説明書を確認してください。部位によっては掃除ができない場合もあります。掃除不可の記載があれば、その事項に従ってください。
各部位に必要な道具は次のとおりです。
エアコンの部位 | 必要な道具 |
送風ファン | 脚立、雑巾、割り箸、掃除機、ガムテープ(または養生テープ)、大きめのゴミ袋、アルカリ電解水、霧吹き、バケツ、ゴム手袋、マスク |
フィルター | 掃除機、歯ブラシ、タオル、新聞紙、マスク |
吹き出し口 | 雑巾、割り箸、メラミンスポンジ、乾いた布、消毒用のエタノール |
ドレンホース | 掃除機、布(ガーゼなどの薄いもの)、割り箸、ゴム |
室外機 | ほうき、掃除機(ハンディタイプ)、ちりとり、雑巾、バケツ、歯ブラシ、割り箸 |
専門的な道具を購入しなくても、家にある使わなくなった古着などの布や割り箸、使い終わった歯ブラシなどを工夫して活用しましょう。
ここからは、各部位の掃除方法を解説していきます。
送風ファン
送風ファンは、室内の空気を吸い込み、室外機に送るパーツです。
普段の掃除はフィルターだけで十分ですが、定期的にファンも掃除するとエアコンを清潔に保つことができます。
まずは、安全のためエアコンの電源プラグを抜いておきましょう。次に、エアコンのカバーやフィルター、ルーバー(エアコンの下についている羽のような部品)を外します。
続いて、液だれ防止のため大きめのビニールを隙間ができないように張ります。
以上の下準備ができたら、送風ファンにアルカリ電解水を吹きかけ、割り箸を使って電解水をまんべんなく行き渡らせましょう。
約10分放置したら、霧吹きで洗い流し、軽く拭き取ります。
次に約2時間ほど送風させてエアコン内部を十分に乾燥させます。
内部に水分が残っていると故障の原因にもなるので、しっかり乾燥させましょう。
フィルター
フィルター掃除の流れは以下のとおりです。
- エアコンの電源を切りコンセントを抜く
- エアコンの前面パネルを開ける
- フィルターを外す前に軽く掃除機をかける
- フィルターの表側から掃除機をかける
- フィルターを裏側から水洗いする
- 乾いたタオルでフィルターを挟んで水分を取る
外したフィルターに掃除機をかける際は、ホコリや汚れが飛び散っても平気なように床に新聞紙などを敷くのがおすすめです。
フィルターに詰まった汚れが掃除機や水洗いだけでは落ちない場合は、歯ブラシを使って落としましょう。
この際、フィルターが変形しないように優しく歯ブラシを動かすのがポイントです。
最後に、外に干すなどしてフィルターを完全に乾かしたら、元の位置に戻して完了です。
吹き出し口
吹き出し口の掃除の流れは以下のとおりです。
①エアコンの電源を切りコンセントを抜く
②ルーバーを開く
③塗れた雑巾で吹き出し口を拭く
④乾いた布で拭く
⑤約30分送風運転する
ルーバー(エアコンの下についている羽のような部品)を開ける際は、力を入れすぎると破損しやすいので気を付けましょう。
手が届きづらい奥の方は、割り箸などを使って雑巾を奥に入れて拭いてください。
雑巾ではなかなか汚れが落ちづらい場合は、メラミンスポンジの使用がおすすめです。割る前の割り箸の先端だけを開き、湿らせたメラミンスポンジを挟めば、奥の方まで掃除しやすくなります。
雑巾やメラミンスポンジから出た水分は乾いた布でしっかり拭き取りましょう。
もし、すでにカビが発生していた場合は、消毒用のエタノールで拭き掃除をするのがおすすめです。
エタノールで掃除したあとも、送風モードで運転させてしっかり乾燥させましょう。
ドレンホース
ドレンホースは、室外機の近くに設置されている蛇腹状のホースです。
掃除の際は、本体の部位と同様、安全のためにエアコンの電源を落としておきましょう。
最初に、ドレンホース内の大きなゴミを割り箸などで取り除きます。掃除機で大きなゴミを吸ってしまうと故障の原因になるので注意しましょう。
次に、ドレンホースの先端に布を巻いてゴムで止め、掃除機で中のチリやホコリを掃除します。こうすることで布にゴミを付着させ、取り除くことができます。
掃除機のスイッチを入れて3秒経ったら掃除機を離してください。あまり長く吸い続けるとドレンホースの中の水が掃除機に入り、故障の原因となるので気を付けましょう。
掃除機を離したらドレンホースを下に向けて、水分を外に出します。
室外機
室外機は、外カバー、裏側の熱交換器(フィンまたはファン)、正面の吹き出しグリル(フィルター)の3つの部位を掃除します。
最初に、外カバーの砂ぼこりや泥、排気ガスの汚れなどをほうきで払い落します。
残った汚れは雑巾で拭き取りましょう。
熱交換器は、ハンディタイプの掃除機にブラシヘッドを付けて汚れを吸い取ります。
掃除機で取り切れなかった細かい汚れは、歯ブラシを使ってかき出していきましょう。
ただし、熱交換器に手が届かない場合は、無理して自分で掃除する必要がありません。
自分で勝手に熱交換器を動かすと、ガス漏れなどの大事故を引き起こす危険性があるので注意が必要です。
続いて、正面の吹き出しグリルも同様に、最初にほうきやハンディタイプの掃除機でホコリを払い落とします。
細かいホコリや汚れをは歯ブラシで落としていきます。グリルを傷付けないよう優しくかき出しましょう。
お掃除機能付きエアコンの掃除方法
エアコンには、自動で中をきれいにしてくれる「お掃除機能」が付いているタイプのものがあります。お掃除機能には、以下の二つのタイプがあります。
- フィルターをきれいにする機能の場合
- エアコンの内部をきれいに保つ機能の場合
以下では、上記二つのタイプについてそれぞれ説明します。
いずれにしてもすべての掃除を自動で行ってくれるわけではありませんので注意しましょう。
お掃除機能が付いているといっても、定期的に人の手で掃除する必要もあることを押さえておきましょう。
フィルターをきれいにする機能の場合
一つ目は、自動でフィルターをきれいにするタイプのお掃除機能です。
この機能が付いている場合、リモコンに「お掃除」や「手動お掃除(メーカーや機種によっては自動お掃除)」と書かれたボタンがあることが多いです。
また、本体にも自動掃除機能のためのダストボックスが付いています。
この機能をオンにしておくと、エアコンが自動でフィルターをきれいにしてくれます。
ただし、ダストボックスに溜まったホコリやゴミまで除去してくれるわけではないため、ゴミ捨ては自分でしなければなりません。
また、ダストボックスにゴミを溜めたまま放置すると、お掃除機能が低下するだけでなく、故障の原因にもなるので気を付けましょう。
エアコンの内部をきれいに保つ機能の場合
二つ目は、エアコンの内部をきれいに保つタイプの機能です。
これは、内部クリーンや送風運転を自動で行うことで、水分が溜まるのを防ぎカビの繁殖も抑えてくれる機能のことです。
リモコンには「内部クリーン」などと書かれたボタンが付いています。また、冷房を停止したあとにも風が出てくるタイプのエアコンは、この機能を備えているエアコンです。
具体的には、冷房運転停止後に送風暖房運転を自動で行うことで、結露を乾かし、カビの繁殖や臭いの発生を予防します。
あくまで予防のための機能なので、すでに発生してしまったカビや臭いを取り除くことはできない点には注意が必要です。
もし、カビや臭いが発生してしまった場合は、自分でできる範囲を掃除するか業者に依頼して取り除いてもらう必要があります。
自分でエアコン掃除をする際失敗しないための注意点
エアコン内部は繊細な造りになっているため、自分で掃除する際にはいくつかの点に注意する必要があります。
自分でエアコン掃除をする際、失敗しないための注意点は次のとおりです。
- エアコンに直接水をかけない
- エアコンクリーナーの使用は控える
- エアコンを分解しない
- 自分で掃除できないエアコン内部はプロに任せる
以下の項目では、上記4つの注意点について解説します。
大切なのは、自分で掃除する際は取扱説明書に従った上で、決して無理をしてはいけないということです。
どうしても汚れが落ちない場合や、カビの臭いが消えない場合、エアコンの内部の掃除などは業者に依頼することを検討しましょう。
エアコンに直接水をかけない
エアコンに直接水をかけて掃除することは、故障の原因となるため控えましょう。
エアコン本体や内部に水で落としたい汚れがあるからといって水をかけてしまうと、故障につながるばかりか漏電や火災などの大事故を引き起こす危険性もあります。
したがって、エアコン本体を掃除する場合は乾いた布で拭き掃除をするにとどめましょう。
また、ファンを水拭きしたりフィルターを水洗いした場合は、カビの発生や繁殖、漏電を防ぐためにも、水分が残らないようしっかり乾かすことが重要です。
エアコンクリーナーの使用は控える
市販のエアコンクリーナーは便利である一方、あまり知識のない人が使うには注意事項も多いため、控えた方が安全です。
実際に、誤った使い方をしたため火災事故に発展したケースもあります。エアコンクリーナーの使用を誤ると、内部の本来濡れてはいけない部分に洗剤や水が入り込み、漏電や火災を引き起こしてしまうのです。
また、エアコンクリーナーは十分に流し切らないと、かえって汚れとして付着してしまうこともあります。
慣れない人が使うと、本来の洗浄力を発揮できず、上手く汚れが落ちない場合もあります。
こうした理由から、エアコンクリーナーの使用は控えた方がよいでしょう。
エアコンを分解しない
エアコンを細部まできれいに保ちたいからといって、分解してまで掃除するのは控えましょう。
エアコンは非常に繊細な造りをしているため、プロではない人が分解すると元に戻らず故障の原因になる危険性があります。
また、組み立て方法を誤ると漏電や火災事故にもつながりかねません。
さらに、分解して細部を掃除した際に水分をよく乾かさずに組み立ててしまうと、カビの繁殖や水漏れ、漏電の原因となります。
エアコンを細部まで掃除したい場合は無理して分解せず、プロの業者に依頼しましょう。
自分で掃除できないエアコン内部はプロに任せる
上記のとおり、エアコンを細部まで掃除しようとしたり、プロが使用するようなエアコンクリーナーを使ったりすることは、故障や事故につながる危険性があるため避けた方が安全です。
自分だけでは上手く掃除できないときや、内部の細かいパーツまできれいにしたい場合は、プロの業者に任せるのがおすすめです。
プロに任せれば、エアコン本体を安全に分解し、送風ファンや熱交換器など自分では手が掃除できない部分も、高圧洗浄でしっかり汚れを落としてくれます。
また、養生もしっかり準備してくれるので、他の家財道具が汚れる心配もありません。
安全かつ効率的にエアコンを掃除したいなら、プロへの依頼も検討しましょう。
エアコン掃除業者についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。
『エアコンクリーニングは業者に依頼すべき?おすすめの選び方や値段相場など徹底解説』
自分でエアコン掃除をしたあときれいな状態を保つコツ
エアコン掃除は手間がかかるため、できるだけきれいな状態を保って掃除の頻度を減らしたいものです。
自分でエアコンを掃除したあともきれいに保つコツとしては、主に以下の点が挙げられます。
- エアコン使用後は内部クリーンや送風機能で乾燥させる
- 定期的に窓を開け、換気する
- 2週間に一度はフィルターを掃除する
以下では、上記3つのコツについて解説します。
エアコン掃除の大敵は水分や湿気なので、できるだけ乾いた状態を保つよう心がけましょう。
エアコン使用後は内部クリーンや送風機能で乾燥させる
エアコンを使用したあとは、水が溜まりやすくなっています。エアコン内部の湿気は、カビや水漏れ、漏電や火災の原因となるため、できるだけ乾かすことが大切です。
したがって、エアコンの内部クリーン機能や送風機能を使って乾燥させるようにしましょう。
リモコンに内部クリーン機能が付いている場合は、エアコン使用後にボタンを押して作動させます。
また、エアコン使用後1~2時間程度送風モードで運転させるのも効果的です。送風モードは、冷房の当たりすぎで身体が冷えるのを防ぐ効果もあるので、積極的に使用していきましょう。
定期的に窓を開け、換気する
エアコンの内部クリーン機能や送風モードとも共通しますが、定期的に自室の窓を開けて換気するのも効果的です。
エアコンは空気中のホコリやゴミを吸い込んでしまうため、できるだけ周りの空気をきれいにしておくことが、エアコン本体を清潔に保つことにもつながります。
また、湿度の高い日やエアコンを長時間稼働させたときなどは、内部に水分が溜まりやすくなっています。エアコン内部の機能だけでは乾燥が追いつかない場合もあるでしょう。
そのようなときは、空気の入れ替えによって余分な水分の乾燥を促すのも有効です。
2週間に一度はフィルターを掃除する
エアコンをきれいに保つためには、フィルターを清潔に保つことが必要不可欠です。
フィルターのホコリや汚れを取るだけでも、エアコン内部に汚れが溜まりにくくなり、効き目も持続するため電力消費量と電気代の節約にもつながります。
また、フィルターを清潔にしておけば嫌な臭いも防げます。
したがって、フィルターは2週間に一度を目安に掃除するのがおすすめです。
時間が取れない場合は、月に一度でもいいので定期的に掃除するよう心がけましょう。
定期的なクリーニングが難しい場合はプロにお任せ
エアコンをきれいな状態に保ちたくても、忙しくて時間が取れず、月に一度のフィルター掃除も難しい場合もあるかもしれません。
そのような場合は、プロの業者にクリーニングを依頼するのがおすすめです。業者に依頼すれば、エアコンクリーニングの経験と知識が抱負なプロのスタッフが、短時間で効率的にエアコンをピカピカに磨き上げてくれます。
自分だけでは届かない部位の汚れや、落としにくい汚れもきれいに取り除いてくれるので、いつでも清潔な状態を保つことができます。
また、専門知識を持ったプロに任せれば、故障や事故の心配もいりません。
以上のことから、定期的な掃除が難しい場合はプロへクリーニング依頼を検討してみてください。
まとめ
エアコンは、効き目を長持ちさせ清潔な状態で使い続けるためにも、定期的な掃除が必要不可欠です。
エアコンの掃除は、フィルターなどある程度自分で掃除できる範囲もありますが、エアコン内部を分解したり、手が届かない部位を無理に掃除しようとしたりするのは故障や事故につながる危険性があるため控えましょう。
自分が掃除しづらい部位を掃除したい場合や、定期的なクリーニングを希望の場合は、プロの豊富な経験とスキルに頼ることをおすすめします。
エアコンの掃除でお悩みの方は、ぜひプロへのご依頼をご検討ください。